感情センシング&ビジネスデザイン

人の”こころ”を測るセンシング手法の紹介と、それらのビジネス活用の可能性について考えます。

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【Spotify感想文】『イノベーション・スキルセット』対談シリーズ1:尾原和啓さん(後半)

Tacram Cast 感想シリーズです。

お風呂で聴くのにちょうどいい長さですね。

 

本の「イノベーション・スキルセット」を読んだので、解説シリーズも聴いてみました。

前回の”前半”に引き続き、後半です。

 

 

<<まずは感想>>

 

◾️どうやって自分の領域を拡大していくか

結局自分の領域を広げる(越境する)といっても、一つの領域をどこまでやったら次にいくのか、分かりにくい。筆者の考えは、「太い幹を8割で持ってて、残り2割で越境すること」。個人的には意外で、思ったよりも太い幹の部分が多いなという印象だった。それだと、太い幹の方が当然エクゼキューターなのだろうけれど、残り2割の部分は結構ずっとリテラシーレベルになるんじゃないかな?(個人的には太い幹6割、残り4割の印象でした)BTCのバランスが、かなり自身の領域に偏った感じになるように思った。
 
◾️クリエイティブプロフェッショナルのセンス?
 
 
プロフェッショナルってどうなったらプロフェッショナルなの?
これは結局明確な指標なんてないのだろうと思いつつも、気になりますね。これは「クリエイティブ制作の際に、クリエーターと解像度を合わせて、言語化してコミュニケーションできること」だと。これ抜きで一言に”センス”というとプロと素人、正直に大差はない。とのこと。この部分はクリエーターは皆、神秘化したがるけれども、意外とそんな感じです。とのこと。う〜〜〜ん、なるほど。笑
でもそうすると、ベシャリが得意な人が少々場数を踏めば簡単にプロフェッショナルになれてしまうのでは?と思う。が、そんなものなのかな?確かにセンスは勉強しようとしなくても自然に勉強できてしまうものに思う。技術と違ってね。国語と数学に似てるよね。国語は勉強しなくても日々触れるものだけれど、数学は違う、だから数学は人によって絶望的な差がつくけれど、国語はそうでもない。
確かに結局クライアントワークをしているとジャッジするのはクライアントになる可能性が高く、そうするとクリエーターのセンスって、案外、コミュ力に纏まってしまうものなのかな?(ゴリゴリのエクゼキューターはのぞくけれど)。
まぁ「怖がらずにクリエイティブ領域にもどんどん出て行きましょう」ということですよね!
 
◾️プロデューサーの役割とは
「プロデューサーは、思い思いの正義、愛をマネジメントする仕事」
これはとてもよく分かります。。皆揉めるんだよね。厄介なのは皆それぞれ一理あることを言うんだよね。そうすると本当に、どう纏めるかが大変。ビジネスや技術は正解・不正解がロジカルに分かりやすいので(リスクをどう見るかとかで私見が入ることは多々あるけれどそれは置いておいて)、纏めやすいのだけれど、クリエイティブは一人一人のエゴが割と正しい形で入ってくるから、本当に大変。究極、好みになるし、間違いがないから、どっちでもいいといえばどっちでもいい状態になってしまう(こんなこというと怒られそうだな)。
 
「クリエイティブ領域のエクゼキューターに憧れる」
これも分かります。。私はクリエイティブ領域では、今はプロデューサーポジションです。ディレクターにいけるか?の瀬戸際を行ったり来たりしている状態と個人的には理解中。自分で手を動かせるって、やっぱりかっこいい。フリーで動けるのは、最上流の営業ができるヤツ(クライアントワークの場合)or始めるヤツ(自分の仕事の場合)か、最下流の手を動かせるヤツ。この間のプロデューサー(始めるヤツになれれば最上流)・ディレクターらの”中間管理職”は、一人では生きていけない。両サイドと何かしらのすり合わせをしながらモノを作っていかねばならない、弱いポジションだと思ってる(完全に私見です)。私は会社からお金をもらって何かを”始めるヤツ”になるポジションに身を置こうと思って、今新規事業開発の仕事を行なっている、プロデューサーポジション。プロデューサーポジションだと、確かに技術・クリエーター・営業…全ての人種と話すし、全てに口出しできる(自分の事業だしね)。めちゃめちゃ良いポジションだと思いつつも、一方で「自分、手に職ないなぁ」とも思う。やりたいだけやってしまえば良いとも思うけれど、エクゼキューターになると時間ものすごく取られるんだよなぁ。今のところ、そこに踏み込むのは難しいなぁ。
 
◾️どうすればお二人みたいになれますか?
「小さくても良いから、全部自分でやること。そしてそのプロジェクトが、今後急成長する市場・領域のモノであるとベター!」とのこと。これは良い感じ。しっかり選んだから当然といえばそうなのだけれど、今のところこの条件は揃えているプロジェクトにプロデューサーとして全部観れるポジションで携われている。やっぱり今の仕事、しっかりやっていこう。ちょっと元気でました!笑
 

 

<<それでどうする?>>

 

・今の仕事、本当にしっかりやろう!
お話を聞く限りでは、今の自分の仕事のポジションも内容もサイズ感も、割と良い感じ。本当に恵まれている。しっかり進めて行こう。特に技術の方は職人かたぎの人が多いし、ビジネスの部分も協力会社の収益や契約云々の話もあり、なんだか「まぁそれでも良いか」と妥協する部分が少なからずあった気がする。しっかり細部までこだわりを持って、世に出して恥ずかしくなようなプロジェクトに仕上げて行こう。手綱をしっかり握らないと、せっかく恵まれた環境でプロデューサーをやらしてもらってる意味がない。
 
・UI/UXのディレクターに挑戦してみよう。
またしても今の仕事の話になるが、ちょうどアプリ開発もあるので、UI/UXのディレクターとして振舞ってみよう。エクゼキューターとなるエンジニア&デザイナーについていけるように、しっかり勉強して、挑戦してみる。